サラリーマン父さんが3次元CAD(3D-CAD)で素人木工おもちゃを設計・製作しちゃうサイトです。ウッドトイ,ウッドクラフト  


 設計−CAD 

▼ 3次元CADによる設計

「いったい、なぜあなたはCADをつかって木工おもちゃの設計をするの?」という方がいらっしゃるかもわかりません。本サイトの一部でも述べておりますが、わたしにとって都合が良かったからです。一方で、一般的に木工おもちゃ作家の方々がどのような方法で企画・設計されているのかまったく知らないということも事実です。

これまで、機械製図についてはすこし勉強してきたことや(意匠デザインに関することについてはまったく知識ベースゼロですが・・・)、たまたま、機構設計を中心とした3次元CADを使用していたこともあってこれをツールとして使用することにしたわけです。

3次元CADソフトの説明のところでも述べましたが、確かに高額ながら機構設計も意匠デザインも可能なCADソフトもあるようですが、残念ながら所有していません。

以上のようなこともあり、わたしが設計するものは機構設計を中心としたものとなります。ただでさえ、木工技術もないところに、意匠デザインを設計段階で考慮していないわけですから、出来上がってくるものは容易に想像できるかと思います(笑)。

それでも、子どもが喜んでくれるのならば 「あまりお金をかけず」 「なるべく簡単に」 「動きのある」 「子どもに喜ばれる・・・?」 おもちゃを 「できるだけきれいに」 作ろうと思います。

ここでは、3次元CADを使って概念設計から詳細設計をすすめていく(私の)手順について書いています。(参考にならない!! まぁ、そう言わずに)


1.設計コンセプト(エラそうですが・・・)

 「あまりお金をかけず」 材料をムダなく
 「なるべく簡単に」 加工工数を減らして
 「動きのある」 動く仕掛けの要素をとりいれて
 「子どもに喜ばれる・・・?」 おもちゃを設計すること・・・・・・・・・かな?

2.企画・構想

(1)アイデアが浮かんだら、子どもに聞いてみる。
  父 :「こんなのどう?」
  返事1 子 :「父ちゃん、作って!!」 かなり有望。
  返事2 子 :「それより???がいい!!」 ぉおおーそうか!!
  返事3 子 :「う〜〜〜ん」 ちょっとはずれた?
  返事4 子 :「つまんない」 ガックリ
  無言  子 :「・・・・・・」 家にいられない・・・

(2)ラフスケッチ、ポンチ絵をかいてみる (だいたいの大きさも想定)。

(3)どの部分に動きをもたせるか考える。

(4)動きを可能にするための機構を考える。

(5)大まかな部品に分けてそれぞれラフスケッチする。

3.3次元CADで概略設計

(1)部品のラフスケッチをもとに大まかに部品をCADで作成

(2)概略部品をCAD上でアセンブリ(組立て)していく

(3)各々の部品間で寸法に矛盾が生じた(アセンブリできない)場合は、部品の修正をおこないながら、すこしずつアセンブリしていく。

4.3次元CADで詳細設計

(1)各部品についての寸法を、市販されている規格品の寸法(例えば板厚や幅など)にできるだけ合わせるようにする。
(加工工数や材料のムダをできるかぎり減らすことを考えながら寸法をきめる)

(2)CAD上で動きを確認しながら、イメージした動きになるよう各部品の修正を行っていく。

(3)動きを確認しながら、部品間の干渉チェックを行う。

(4)動きと干渉チェックが終了したら、できるかぎり意匠デザインを考えてみる。

(5)各部品間の接合方法、取り付け方法を検討する。(とはいっても、手軽さを捨てられず木工用ボンドで接合する方法が多いのですが・・・。今後、少しずつ木工製品らしい組み方もがんばってみます。)

(6)各部品の寸法をCAD内の製図機能をつかい整理する。または、2次元CADを利用して製図するのもいいかと思います(あらたに図面を作成すると時間はかかりますが・・・)。







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